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日本では微妙にずれましたが… [オペラ]

日本では微妙に過ぎてしまいましたが、イタリア時間では…。

今日、2月17日はプッチーニのオペラ『蝶々夫人』が初演された日です。それは1904年のことなので、今から102年前のことです。2年前は初演から100年の年だったので、NHKのオペラニューイヤーコンサートも『蝶々夫人』のハイライトでした。

このオペラは日本ではかなり有名なオペラで、上演回数もかなり多いです。

なんせ、日本の長崎が舞台ですから!

いつも、思うのですが…。

やっぱり、ピンカートンって酷い奴ですね。

気ままな気持ちで結婚!!なんて、しかも15歳の蝶々さんと。

許しがたいですね…。

しかも、自責の念に駆られ蝶々さんに直接会うこともできません。

彼はこのとき蝶々さんの愛の重さに逃げたのです。

きっと、自害してしまうことも予想できたと思うのですが?

それからもきっと目をそらしてしまったのです。

そんなことなら、日本に帰ってこないで口裏合わせて、海で死んだことにしてしまえばいいのに…。

そうすれば蝶々さんは死ななかったですかね?

子供もいるし。どうでしょ?女性の気持ちは男の自分には謎です。

ところでこのオペラのバリトン役シャープレスは身に付けておきたい役の一つですね。(やはり上演回数が多いですし。)

あとは『椿姫』のジェルモン!この2役はいつでも歌えるようにしたいものです。

やはり、レパートリーは多いほうがいいですね。

自分もこれから将来的に何をやって行くか決めなければいけないです。

どういう役を持ち役にするかなど。

しかし、その前に今後どう勉強していくか、そろそろ考えなきゃいけないですよね。

やはり、イタリアに行って本物オペラの空気も吸いたいし、

日本でも多くの舞台にのりたい!

いつまでにどうするかという計画書を書くのも必要かなぁ。

そういば今まで行き当たりばったりで生きて来たので…。

実は自分は歌は音大に入るまで、殆どやったことなかったのです。

もともと、中学・高校・大学まで吹奏楽をやっていた自分が音大にいこうと思ったのは楽器をやりたくてでした。

そのころはユーホニウムという

一見、アルミニウムと間違えられそうな楽器を担当していて

大学の吹奏楽部のある日、音大に行って専門に楽器を勉強しよと思い、腹をくくって大学をやめました。

当時楽器のレッスンに通っていたのでそのレッスンを音大受験に変更して、勉強を開始!

(そういえばあのころソルフェージュが苦手で苦労しました。大学に入学してからも苦労しましたが…)

実は自分の親は音大出身だったので

(今考えれば、そのおかげで理解が得れたようなものです…。)

親の出身校を受験しました。

自分が受験した音大はなぜか?声楽学科も併願できる制度があり、受験料も一律。自分の親は声楽出身

ということでやったこともないイタリア歌曲を殆ど練習せず

毎日を楽器の練習に費やして、受験!

実はこのときの歌の試験…恥ずかしながら、止まっちゃいました。

(今考えればよく受かりました。。。)

伴奏とのテンポが分らなくなり…、後はどうでもよくなちゃいました。まあ、第一希望ではなかったし。

(結局、上手く歌えたのは日本歌曲くらいでした。っといっても止まらなかったという程度ですが…)

楽器の試験は緊張しました。あんまり上手くいかなかった緊張で手が震えましたから…。

でも、採点していた先生が「ユーホ(ユーホニウムの略)は皆合格だね。」って!

この言葉今でも忘れません。

あのー結局、合格発表では声楽学科に名前があったのですが!

でも、歌をやってよかった。

オペラがこんなに楽しいものだとは大学に入ってから見に行くまで知らなかったし、

音楽しながら演技するなんて経験もなかったでしょ、楽器だったら。

今は歌で食べて行くことを目指しているし。

結局、始めた理由は他動的だったが…。

今度は自主的にやるために将来の計画を立てるべきですね。この計画がサクセスストーリーとなればいいのですが。

「あきらめたらそこで試合終了だよ。」(スラムダンクより安西先生の言葉)

諦めてはいけませんね。諦めない限り、終わりではないのです。


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コメント 2

イアーゴ

いや~、世の中、現実厳しいね。歌で食っていくなんて希望半分後悔半分。でも、イタリアに来たほうがいいよ!なんか、いろんな意味で考えさせられるし。

俺は運良く、フランコ・ボルドーニとレオ・ヌッチっていう偉大なバリトンと接点を持つことが出来たし、間近で歌を聴けてとても勉強になった。ホールで完成形を聴くのとは偉い違いがあって、すぐ隣とかで聴くのは全然違う。彼等がどのように呼吸してどのように意識を持っていくのか。聴く&感じることができるからね。それを自分で実践できるかはまた違うけど、大きなヒントになるし、目指す方向がわかってくる。

でも、イタリアにきて一番考えたのは、現実の厳しさ。日本人がイタリア文化のオペラを勉強するって事がどんなに厳しいことかってのを少し理解できてきて、そのかわり物凄く落ち込んでしまった。イタリア人やヨーロッパ圏の人たちがすぐに理解できることが、アジア人は物凄く難しい。勿論、言葉の壁から来るものが多いけど、考え方が根本的に違うところもたたあるからね。

かなり語ってしまったが・・・実は俺は今、かなり落ち込んでいる。なんてやっかいな世界に足を踏み入れてしまったのだろうと・・・。
by イアーゴ (2006-02-19 00:51) 

ツッキー

間近で世界的な歌手の声聞けるのかなりうらやましいです。
やっぱり、耳で聞くことは大きな勉強になるよね。たしかに蝶々夫人を本当に理解できて演じることが出来るイタリア人があまりいないように、オペラが発祥の地に生き育っている人たちに追いつくのは並大抵のことではないよね。
日ごろの生活がオペラに通じているし…。
イタリアに行くのは、歌の勉強も勉強も大事だけど、その土地の空気を生で感じることが一番の経験になるかもって思います。
by ツッキー (2006-02-20 02:00) 

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