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リゴレット! [オペラ]

 今年はリゴレットをよくやりました。モンテローネ役もやりましたが、今日はリゴレットの二重唱を練習しました。実は今度、母校の大学院の重唱演奏会“やよいの会”(毎年、声楽科の大学院生が修了する年の3月にやる演奏会です。)に賛助として出ることになり、この二重唱を演奏をする予定なので譜読みしています。(まだ、曲選考中なので演奏会でやるかは不明ですが)

 ちなみにこの間もリゴレットとジルダの二重唱を演奏しましたが、それは1幕の二重唱で、仕えている不埒な公爵の晩餐に突如、申し立てに来たモンテローネ伯に呪われたリゴレットが家に帰って来てジルダとともに歌う二重唱でした。今回は娘ジルダの貞操を奪われたリゴレットが、復讐を誓う二重唱で結構、激しい曲です。実はどちらの二重唱もかなりキツイ!!のですが、後者の曲では最後にオプションでASの音を出す場合が多く、通常殆どの歌手がそう歌います。この音はまさにもうテノールってなくらい高い…。しかも、相当体力を奪われた上に歌うので死にます。(実際の舞台だったらこの曲の前に有名なアリア“悪魔め。鬼め。”を歌うのでバリトンとしてはかなりきつい場面です。)本番はかなりの賭けになること間違いなし…。練習しなくては。

 やはりこのようにきつい場面の高い音は、

 (テクニック的にでない場合はしょうがないです。オプションなので上げないことも可能ですし、リゴレットという役を考えてあえて上げない人もいると思います。まあ、高い音はテノールに任せておけばいいですからね。でも、やっぱりバリトンも高い音出して目立ちたいじゃないですか…。←歌い手のさがですかねぇ。)

そこに至るまで計算された体力の使い方が要求されます。しかも、本番では気合や感情が高ぶるので予想以上に体力を使いすぎて、あえなく自爆なんてこともあるのでどんなにテンションが上がっても同じペースで歌えるようにしなくてはいけません。

練習あるのみです。

昨日の記事の蝶々夫人でしたが、画像が分りにくかったのできれいな画像で!


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コメント 4

あちとも

なるほど、確かにHOUだ。この間イタリアでシャープレス歌ってきたけど(オケ合わせの代役)、イタリア人がいろいろ聞いてきた。ボンゾーが歌う「カミサルンダシーコってどんな意味?」とか。俺もわからん!ていうか「猿田彦の神」ってもの自体が間違ってるし。「こんにゃく」を説明するのより難しかった。。。
by あちとも (2005-11-27 15:24) 

ツッキー

そうねぇ…、しかもなぜボンゾが神って言うんだろう。ボンゾは坊主なんだからブッタまたは仏じゃないのかなぁ。しかも結婚式は神式の神官がやるし、その辺はプッチーニも異文化の話で分らなかったんだねきっと。ちなみにカミサルンダシーコ(猿田彦の神)ってどんな神?
蝶々夫人っていろいろ面白いとこあるよね。
3幕の「おぇ!おぇ!」とか?吐きそう?
by ツッキー (2005-11-28 14:06) 

あちとも

まあ、今だったら情報も多いけど、作曲当時は難しかったのだろうね。。。間違ったとこいっぱいあるよねバタは。ボンゾーのとこは特に。銅鑼がなるのも中国っぽくてなんか違うしね。神と仏がゴッチャになってるとこを見ると、やっぱり宗教の違いを理解することが一番難しいのかな・・・。猿田彦神は、古事記や日本書紀にでてくる道案内の神らしいよ。よく御面は見るけど、詳しくは専門家じゃないから知らないけど。。。
by あちとも (2005-11-29 08:37) 

ツッキー

そうだね。
道案内かぁ。なんか道祖神みたいだね。違うか…。
日本人なのによく理解してないっていうのもよくないか。
そうそう、マニフィカート頑張ってね。本番いつ?
by ツッキー (2005-11-30 23:54) 

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